ダンボール目線

このブログは、ダンボールが日々勝手に思っていることを書き綴っただけのものである。

お金 is 何? 儲けることは悪か?

お金 is 何?(お金って何さ?)

お金とは、『価値と信用を形にし、世の中の共通認識にしたもの』ではなかろうか。

例えば、あなたが5000円分の米を持っていたとしよう。
そこで突然知らない人が1万円札を渡してきて、「その米全部と交換して欲しい」と言ってきたとする。
あなたはどうするだろうか?
よほど食料に困っている状況でなければ応じるだろう。
それはなぜか?
少なくとも、その人を信用したからという理由ではないだろう。
『1万円札に1万円分の価値があることを信用しているから』だろう。
1万円札を持って買い物に行けば、1万円分の物を買うことができるからだ。
1万円札を持って買い物に行って、うまい棒1本しか買えないかもしれないとしたら、あなたは決して米と1万円札を交換しないだろう。

つまり、1万円札には、1万円分(額面どおりの)価値があり、それを皆が知っているし、そのことを皆が信用している。
そんな性質のものがお金だ。

ただ勘違いしてはいけないのが、『お金をたくさん持っている人=信用して良い人』ではない。
当たり前のことかもしれないが、それは本当に気をつけなければならない。

お金儲けは悪いことなのか?

お金儲けの話をすると、なぜか叩かれがちだ。
お金儲けは悪いことなのか?
いや、全く悪いことなどではない。
法律と倫理の範囲内でやる分には一向に構わない。

??「俺は法の中で暴れてるだけだ!」

実に結構だと思う。
確かにそれを悪く思う人もいるだろう。
だが、よく考えてほしい。
お金儲けは、往々にしてその過程で世の中に価値を生み出すということを。

お金儲けは価値を生み出し、世の中の富を増やす

話を分かりやすくするために、世界にあなたとAさんしかいない状況で考えよう。
Aさんはお金を1000円を持っているが、それ以外に価値のある物は持っていない。
あなたはお金は1円も持っていないが、100円の価値がある紙1枚と100円の価値があるペン1本を持っている。
さて、この世界の富(世界に存在する価値の総額)はいくらか?
そう、1200円である。
あなたはお金を儲けるために、持っている紙にペンで芸術的な絵を描いたとする。
Aさんは、その絵を大変気に入り(1000円の価値があると思い)、1000円であなたからその絵を買った。
このとき、あなたの手には1000円が渡り、Aさんの手には1000円の価値を持つ絵が渡ったことになる。
あなたのペンはインクが減って90円の価値になっていたとして、この世界の富はいくらになったか?
2090円だ。
あなたが儲けたことで、世界の富が増えたのだ。

だからどんどん儲けろ

だからどんどん儲けて、どんどん世の中の富を増やしていけばいいじゃない。
ついでにどんどん納税すればいいじゃない。

残念ながら日本は少子高齢社会だ。
税金も年金保険料もどんどん上がっている。
だが、それで若い人だけが損をすべきだとか、若い人だけが頑張れば良いなどとはこれっぽっちも思わない。
若者だろうが高齢者だろうが、関係なく儲けまくって、関係なく納税しまくればいいのだ。
儲けることをみんなで否定し続けて、実際に誰も儲けることをしなかったら、日本の財政は簡単に破綻する。